クリニックの医療DXについて
2022.12.19 ☆クリニック
昨今、よく目にすることが多くなってきている『DX』について調べてみました。
DXとは、「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略称で、デジタル技
術によって、ビジネスや社会、生活の形・スタイルを変える(Transformする)ことである。
(情報処理推進機構DXスクエアより)
※英語圏では「Trans-」を「X」と表記するため、略語は『DX』となるようです。
似たような言葉に『IT化』や『ICT化』がありますが
『IT化』/『ICT化』… IT技術を用いた作業の効率化 (局所的な改善)
『DX』… IT技術をもちいて新しい価値を作り出し、生活スタイルを変容させる(大局的な変革)
という違いがあるそうです。
この概念を医療分野にあてはめたものが『医療DX』と呼ばれます。
医療DXとは、保健・医療・介護の各段階(疾病の発症予防、受診、診察・治療・薬剤処方、診断書等
の作成、診療報酬の請求、医療介護の連携によるケア、地域医療連携、研究開発など)において発生
する情報やデータを、全体最適された基盤を通して、保健・医療や介護関係者の業務やシステム、
データ保存の外部化・共通化・標準化を図り、国民自身の予防を促進し、より良質な医療やケアを受
けられるように、社会や生活の形を変えることと定義できる。
(医療DXについて 厚生労働省より)
端的にまとめますと
デジタル技術を活用して より便利に よりよい医療を受けられるようにするための取り組み
と解釈できます。
当クリニックでも医療DXを積極的に推進する予定ですので、ご紹介させていただきます。
【受診まで】
DX① WEB受付 / WEB予約 システム
スマホ(LINEから可能です)やパソコンからどこからでも、受付(当日順番待ち)や予約(翌日以降の日時指定)ができます。
受付後はスマホなどで現在の待ち順が確認でき、受診までの時間を有効に活用できます。
診察順番が近くなればLINEやメールで通知します。
順番が近くなってからご来院いただくことで、院内の待ち時間短縮や密回避につながります。
DX② IVR(Interactive Voice Response:自動音声応答)システム
よくお寄せいただくお問い合わせに対応いたします。
IVRで解決できない場合は、録音機能でご用件を保存させていただき、個別に対応いたします。
(受付や予約はお電話では対応しておりません。)
LINEのトーク(チャット機能)でもお問い合わせが可能です。
【ご来院後】
DX③ マイナンバーカードリーダー、オンライン資格確認
開業までに導入 を進めています
DX④ 保険証自動読み取り機
従来の保険証に対応します。 スムースに新患の方のカルテ登録 や 再来の方の資格確認 が可能です。
DX⑤ 自動再来受付機
診察券またはスマホ画面に表示されるQRコードで受付が完了します
DX⑥ 院内サイネージ
受付後は、院内のモニターで待ち順を確認できます。(スマホやPCからでも順番は確認可能です)
【診察、検査など】
DX⑦ クラウド型の電子カルテ
DX⑧ オンライン診療も対応いたします。
DX⑨ デジタルX線検査 (DR ; Digital Radiograph)
従来のレントゲン検査よりも低被ばく・短時間で結果を確認できます。
DX⑩ 検査結果確認アプリ
血液検査や抗原検査などは、翌日以降にご自宅でもスマホから結果が確認できます
【診察後】
DX⑪ 自動精算機
診察券、または受付票に表示されるQRコードでスムースにお会計が完了します
DX⑫ 電子処方箋
導入準備を進めています。
皆様の待ち時間の短縮や、利便性を高める医療DXをこれからも推進していきます。